障害のある子どもも一緒に、文化芸術に触れる機会を

感動や喜び、精神的な安らぎをもたらし、人生を豊かにするといわれる文化芸術鑑賞。障害のある子どもたちは、その特性から劇場空間での鑑賞に不安があるなど、足を運びにくい傾向があります。

そうしたなか、障害がある人も、子どもも大人も、みんなで一緒に鑑賞を楽しめるよう公演形態に工夫を凝らしている「リラックスパフォーマンス」。ハーバーは、そのようなアレンジをほどこしたバレエ公演を主催する公益財団法人スターダンサーズ・バレエ団の取り組みに賛同し、活動を応援しています。

Photos: Kiyonori Hasegawa

昨年11月には、障害のある人向けのプログラムを定期的に協働開催しているエイブルアート・カンパニーの協力のもと、バレエ公演「シンデレラ」に障害のあるお子様とそのご家族等計32名様をご招待しました。

上演中は音のボリュームや光の演出に配慮し、刺激に敏感なお子様でも見やすい環境に。また会場は出入り自由で、多少のざわめきにも寛容な雰囲気。完全な静寂より誰もが鑑賞を楽しめることを最優先にしています。

バレエ「シンデレラ」の会場にて(2026年11月3日 午前の部)
バレエ「シンデレラ」の会場にて(2026年11月3日 午後の部)

公演終了後、参加したご家族からは「自閉症の娘も喜んで観劇していました。大きな声も出しましたが、大丈夫でした」「最後まで客席で観劇できありがたかった。本人もとても楽しそうでした」などたくさんの喜びの声が。

従来の劇場マナーにとらわれない空間づくりは、障害のある子どもだけでなく、家族や同伴者の不安を和らげ、次なる文化芸術体験を育むきっかけにもなっています。

今後も障害のある子どもたちにも、もっと文化芸術が身近なものになるような活動を応援してまいります 。

公益財団法人スターダンサーズ・バレエ団

「リラックスパフォーマンス」は、劇場空間での鑑賞に不安がある方のためにアレンジされた公演形態です。

  • この記事は、クラブハーバー会員にお届けする「美容手帖」2026年2月号に掲載された内容です。